研修センターからバスに揺られ、山道を数分歩くと、思わずうっとりしてしまうほどに美しい、一面のカモマイルジャーマンたちが出迎えてくれました。
その愛らしい佇まいは、みんなを笑顔にしてしまうほど。
摘み取るたびに上品な甘い香りが漂い、可憐な中にも芳香植物として生きるためのエネルギーがたくさん秘められていることを感じます。
そして、その先にはローズが!!
まだ2〜3分咲きではありますが、富士山へとまっすぐに続くローズの小道は、無条件に心を沸き立たせてくれます。
その可憐かつ凛とした佇まいと、風に乗ってほのかに漂う上品な香りは、やはり「花の中の女王」と呼ばれるだけのことはあると感じました。
今朝ほころび始めたばかりの花はピンクの色がとっても鮮やかで、花びらも赤ちゃんのお肌のようにすべすべ。
摘み取るのが本当にもったいないくらいなのですが、1日経ってしまうと色が褪せ、花びらもバラバラになってしまうのです。
蕾から開花し、丸1日も経っていない花々をたくさん摘み取り、それをすぐに水蒸気蒸留することで新鮮なローズウォーターが作られている。
そう実感すると、本当に1滴1滴を大切に使いたいと改めて思います。
生花の香り、花や棘の感触、土や虫とのふれあい。
「自然って本当にすごいよねー!」と、この日だけで何度口にしたことでしょう^^
生徒さんそれぞれが童心に帰りつつも、いつも使ってくださっているハーブウォーターや精油の貴重さや植物の力というものを、肌で感じていただけたのではないかなと思います??
検修センターに戻ると、こんな素敵なお菓子が待っていてくれました。
餡子でできた、ローズの形のクッキー♪
繊細なバラの花びらが見事に再現されていて、和菓子のような洋菓子のような上品な甘みがおいしい^^
その後は、季節ごとの農場の植物たちについてや、海外のハーブウォーター、精油の残留農薬などについての、とても有意義なお話を聞かせていただきました。
そして、ネロリの練り香水や、ローズウォーターローションのアロマクラフトまで作らせていただきました。
農場でも研修センターでも、美しくも力強く生きる植物たちにたくさん触れることのできた1日。
また来年も、この素敵な光景を見に来たいと思います。
今回タイミングが合わなかった生徒さんたちも、来年はぜひぜひご一緒しましょうね!