アロマテラピーは、フランス語の「アロマ=芳香」と「テラピー=療法」を組み合わせてできた造語で、植物精油を使って行う健康管理法や療法のことを意味します。
はるか昔から、私たちの祖先は植物の力を借りて怪我や病を治療したり、健康を維持したり、体力を増進したりしてきました。
植物の香りの成分を濃縮した精油を、正しく安全に使えるようになるということは、より有用に植物の力による恩恵を受けることができるようになることでもあります。
医学はめまぐるしく進歩し、新しい薬や治療法が日々生み出されています。
それでも、原因不明の病で悩む方、副作用と長く戦いながら薬を使い続けている方、数値的には正常でも心身の不調を訴える方がたくさんいらっしゃるのも事実です。
日本においては「アロマテラピー = 医療」ではありませんが、現代医学と共に正しく精油の力を借りることは、病の予防、健康増進、体内の恒常性の維持に有用な方法になりうるとして、現代のアロマテラピーはようやく認知され始めています。