野枝コラム NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)山梨農場研修

野枝コラム NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)山梨農場研修:レポート2

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ハーブウォーターの蒸留 〜農場研修レポート2〜

NARD JAPAN認定 アロマアドバイザーコースのレッスン1でもお勉強する水蒸気蒸留法。
こうして実物を目にしてみると、精油やハーブウォーターがどのように採られるのかが、より深く理解できるように思います。

本日蒸留しているのは、ローズ。

ローズは、芳香植物の中で最も採油率が低いと言っても過言ではない植物です。
花の大きさにもよりますが、小ぶりのものだと精油1滴に100個程度の手摘みされたお花が必要になることも。

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)の山梨研修センター内で行われる水蒸気蒸留

こうして精油とハーブウォーターが混ざった状態の蒸留物を見てみても、精油は表面にほとんど浮いておらず、ハーブウォーターしか採れていないのでは・・・?と思ってしまうほど。

できたてほやほやの精油&ハーブウォーターの蒸留物は、まだ青臭さがあるものの、やはり少量でも精油が混ざっているからか、どことなく高貴な香りで、「将来大物になるであろう原石!」というような上品さも感じました。

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)研修センター内。採れたてのローズウォーター

こちらは、セパレーターで精油を取り除いてハーブウォーターだけにしたもの。つまり、生まれたてのローズウォーターです。

香りは・・・あ、あ、青臭い・・・。

やはり精油成分が取り除かれたからか、かなり野性味が増し、「野原で草まみれになってゴロゴロと転がって遊んでいたら、遠くの方からかすかにバラの香りがした!」という感じの香りになってしまいました。

・・・って、ものすごくわかりにくい表現ですね(笑)。

でも、安心してください。
これを2〜3ヶ月寝かしておくと、あの何とも可憐で凛とした甘さのある、素晴らしい香りのローズウォーターへと変化していくそうです。

ちなみにこのお部屋は普段、蒸留をする技術者の方しか入ることができず、厳重な管理がされています。

私たちも外部の菌をなるべく持ち込まないようにと、入室する前にエアーでホコリなどをしっかりと落としていただきました。

温度管理はもちろんのこと、1回蒸留が終わるごとに、ほぼすべての部品を分解し、洗浄・消毒・組立・乾燥をし、細菌が混入・繁殖しないように細心の注意を払っています。

こうして、大切に大切に作られたハーブウォーターがこちら。

KENSOのローズウォーター

普段何気なく使っているハーブウォーターや、何気なく見ている成分分析表が、何だかより一層愛おしく思えてきます。

植物を摘み取る人、蒸留に適した部分だけを選り分ける人、何時間も繊細な技術で蒸留をする人、蒸留器の準備やメンテナンスをする人、できたハーブウォーターに細菌が混入しないよう充填する人、内容成分が安全なものであるかを分析する人・・・

関わる人々すべての情熱と技術を思うと、本当に貴重なものなのだなと感じます。

こんなに丁寧に丁寧に作られた100%天然のハーブウォーターが、たったの2,200円で良いのだろうか・・・と、少しその値付け感覚が心配にもなりますが(笑)、ありがたく恩恵にあずかりたいと思います^^。

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)農場への道のり

さて、いよいよこの後は農場見学です♪

研修センターからバスに揺られること20分くらいでしょうか、農場のある山へと到着しました。ここからは少し歩いて農場へと向かいます。

途中、ジュニパーやローレルの木なども植えられていて、色々と寄り道したい衝動にかられますが、ほのかに甘い香りがしてくる方向に目を向けてみるとそこには・・・

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)農場で咲き誇るローズ

可憐に咲き誇るダマスクローズたちが!!

と、またまた長くなってしまい申し訳ありません。。。

農場レポート最終回の次回こそは、農場風景の数々やローズとカモマイル・ジャーマンの摘み取りなどについてお伝えさせていただきたいと思います♪